【デイサービス事業のデメリット】
まずは、デイサービス事業を始めるうえでのデメリットから話します。
デイサービス事業のデメリットは何と言っても「開業資金」が高い事です
地域密着型のデイサービスの場合(18名定員)
初期費用=約1000万
ランニングコスト=約1000万
ある程度落ち着くまでに合計約2000万程の資金が必要になります。
資金があまりない方には難しい金額です。
デイサービスを開業して利用者様が集まらず、借金だけ残って2年で閉鎖みたいなところもあります。
では、なぜデイサービス開業がお勧めなのかを説明していきます。
【デイサービス開業のメリット】
デイサービス事業のメリットは3つあります。
1.利益率が高い
デイサービスの利益率約25%~30%です。定員数、稼働状況、介護度によって変わりますが、18名定員の場合、90%以上の稼働を維持できていれば利益率約25%~30%は余裕で取れます。
それにしてもかなり高い利益率だと思いませんか?
ハンバーガーで有名なマクドナルドの利益率は約10%と言われています。マクドナルドの2019年の決算は売上高2800億円で営業利益が280億円。マクドナルドは上場しているし、超優良企業です。誰もがマクドナルドのハンバーガーを食べたことがありますよね。
そんな優良企業のマクドナルドでも利益率10%。それに比べてデイサービスは約25%~30%。美味しい商売だと思いません?
こんなにデイサービスの利益率が高ければ、損保ジャパン、Panasonic、ソニー、長谷工コーポレーションなどの大手企業が介護事業に参入するのも分かりますよね。
2.組織の作りやすさ
デイサービス事業は、初めの内は従業員を集めるのが困難ですが、一度落ち着いて職員が辞めなければ組織は安定します。
またチームケアになるので、みんなでカバーしあえます。
管理者さえしっかりしていれば、まず失敗する事はありません。
管理者を育成できれば、どんどん店舗展開も可能な事業です。
3.従業員の独立がしにくい
上記でも述べた通り、デイサービス事業は初期費用がかなりかかります。
自分の右腕だった人が利用者様やスタッフを連れて独立なんてことは、簡単にできません。
私の知っている訪問介護の方は、この事が原因で事業をたたみました。
訪問介護事業は初期費用が安く、起業のハードルが低いので、ノウハウを培った職員があっさり独立してしまう事がよくあります。
「今からどんどん事業を伸ばして行こう!」
としている時に信用していた職員からこのような事をされると立ち直れません。
訪問介護事業の場合、働いている職員は経営がすごく簡単に感じてしまいます。
また「自分だったらもっとこんな風にできる!」とも思いやすいです。
以上、この3つが介護事業を初めるならデイサービスがいい理由でした。
今から介護事業に参入したい。と思っている方、ぜひ参考にしてみて下さい。
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