個人的な見解ですが、流行るデイサービスを運営する管理者は客観的に考える人が多い傾向にあります。
本日は主観的な考えと客観的な考えについて公開していきます。
思い込みの感覚に頼ってはいけません
常日頃から管理者に客観的に物事を見るようにアドバイスしています。
デイサービスの運営は客観視すればするほど、うまくいきます。
逆に主観的に頼れば頼るほど、うまくいきません。
「客観的」とは、特定の立場からモノを見たり考えたりするのではなく、「第三者としてモノを見たり考えたりすること」を意味します。 「自分の思い」を直接意見に取り入れるのではなく、具体的な数字や前例などから、物事を考えることを「客観的」と言います。
「主観的」とは表象・判断が、個々の人間や、人間間の心理的性質に依存しているさま。自分ひとりのものの見方・感じ方によっているさま。
主観的の例を挙げると、「自社のデイサービスはここが素晴らしい」と、思い込む感覚。
毎月、5件以上の新規依頼が来ているのなら、あなたの主観は正しいので大切してください。
しかし、営業しないと新規依頼が来ない、または新規依頼自体が全く来ないのであれば、ただの思い込みです。
思い込みの感覚に頼りすぎると、デイサービスの運営は悪い方向に向きます。
客観的な意見をくれる人は誰か?
あなたにとって、客観的な意見をくれる人は誰ですか?
職員?
それとも利用者様?
例えば、私が1年かけてデイサービスの新店舗を立ち上げたとしましょう。
できあがったデイサービスについて意見を社員に求めた時、客観的な意見をくれない可能性が高いです。
イケてなくても、イケていないと正直に言わないでしょう。
そこには上司と部下の関係があったり、1年かけて物件を探して、工事業者と打ち合わせ、役所への申請で大変そうだったという主観が入り、本音が言いにくかったりします。
既存の利用者様に聞いても、客観的な意見はくれません。
ラーメン屋で、まずいラーメンを食べ終えた時に、店主から「味どうですか?」と聞かれて「めっちゃ、まずいです」と、答えれますか?
大半の人間は「なかなかですね」とか適当に答えて、二度とそのラーメン屋には行かないと思います。
じゃあ、誰に客観的な意見を求めると思います?
答えは、お客様(利用者様)を紹介してくれる人です。
私は常日頃からケアマネさんの意見を大切にしています。
売上が下がっている時、新規依頼が止まるタイミングで、ケアマネさんから「質が落ちているんじゃないですか?」という何気ない一言にハッとさせられます。
ケアマネさんの意見は利用者様の気持ちを代弁していると考えて、サービスを見直します。
逆にデイサービス出身のケアマネさんから「だから流行っているんですね」と言われたり、デイサービス持ちの居宅介護支援事業所のケアマネさんが「写真を撮っていいですか?」と聞かれたりすると、
流行らせるため仕掛けであったり、見せ方は間違っていないかったと、確信します。
最後に
あなたのデイサービスはどうですか?
主観的な感覚を捨てて、客観的に考えれていますか?
客観的に見て、あなたのデイサービスに通う価値はありますか?
客観的に考えることを大切にしてみてください。
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