はじめに:喧嘩ラッパーから注目ファイターへ
愛知県豊川市を拠点とする26歳(2026年1月時点)の格闘家sakkki(咲季)は、ラッパーとしての顔を持ちながら、格闘技の世界で急速に存在感を増している異色のファイターです。
本記事では、sakkkiのブレイキングダウン参戦のきっかけから、DEEP反則負け、RIZINファイター白川陸斗との因縁、そして2026年1月24日に開催されたブレイキングダウン18.5でのメカ君戦まで、その全てを徹底解説します。
sakkkiがブレイキングダウンに出場したきっかけ
sakkkiの格闘技への道のりは、従来の格闘家とは一線を画しています。格闘技経験はプロ参戦前になく、完全な未経験からキャリアをスタートさせたという点が大きな特徴です。
地下格闘技からの始まり
格闘技を始めた動機について、sakkkiは「合法的に殴り合える場で自分を試したい」と語っています。この強い想いから、彼はまず地下格闘技イベント「裏ケンカバトルリーグ」などに参戦。地下格闘技団体・益荒男のチャンピオンであったRYOMAに勝利するなど、短期間で複数の勝利を重ねました。
さらに2024年4月、「飛車角 第35回路地裏拳嘩劇場」にキックボクシングジム「West O Kick」の一員として参加。飛車角は「パンチキック肘膝頭突きバスター有りのパウンド5秒間殴り放題、絞め技関節技は一切なしの男と男の拳を交えた拳嘩ルール」という過酷な環境で知られる団体です。
ブレイキングダウンへの挑戦
sakkkiが初登場したのはブレイキングダウン10のオーディションで、試合に出場するのはブレイキングダウン12が初めてとなりました。最初のオーディションでは本戦出場を逃しましたが、諦めずに再挑戦。地下格闘技で培った打たれ強さと攻撃的なファイトスタイルが評価され、見事本戦出場を果たしました。
ラッパーとしての活動も並行しており、所属するラッパーグループ「蛇」でアルバムやシングルをリリース。入場パフォーマンスや煽りVでは、ラップ独特のリズム感を活かした表現で観客を魅了しています。
DEEPでの反則負けエピソード
2025年5月、sakkkiのキャリアに大きな転機が訪れます。格闘技イベント「DEEP TOKYO IMPACT 2025 3rd ROUND」において、ブレイキングダウンとDEEPの対抗戦が実施され、sakkkiはブレイキングダウン代表として出場しました。
試合の経過と反則行為
対戦相手はDEEP所属のRYOGA選手で、両者は3月のブレイキングダウンでも対戦しており、MMAルールでの再戦となりました。試合は激しい攻防が続きましたが、3ラウンドでsakkkiがグラウンド状態でのヒザ蹴りを放ってしまい、RIZINルールでは有効だがDEEPでは反則技となる攻撃を繰り出しました。
RYOGAはダメージが深く続行不可能となり、記録ではRYOGAの反則勝ちとなりました。
試合後の態度が物議を醸す
問題となったのは試合後のsakkkiの態度です。sakkkiは「喧嘩なら自分の勝ち」と発言し、反則について反省を示さない態度を取りました。この開き直った姿勢が、後に白川陸斗との因縁へと発展していくことになります。
RIZINファイター・白川陸斗との因縁エピソード
sakkkiと白川陸斗の対立は、DEEP戦後の一連の出来事から始まりました。
因縁の始まり:白川の説教
DEEP戦でsakkkiが反則負けした際、その開き直った態度に白川が「反則じゃあんなん。あかんぞ、あれ」と説教しました。現場にいた白川陸斗選手が「反則は良くない」と注意したことが、両者の関係悪化のきっかけとなりました。
プロファイターとして正当な指摘をした白川でしたが、sakkkiはこれに激怒。SNSで白川選手を挑発し、対戦をアピールするなど、因縁はエスカレートしていきました。
ブレイキングダウン17オーディションでの大騒動
2025年7月に公開されたブレイキングダウン17オーディションでは、両者が直接対峙する場面が訪れます。
オーディション中、立ち上がったsakkkiは「俺の相手はてめぇだよ、白川さん」と絡み、白川も「出たメンヘラ君、どうしたん?なんでお前相手してもらえると思ってんの?」といら立った様子で返しました。
sakkkiはブレイキングダウンでの対戦を要求しますが、白川は「なんで試合してもらえると思ってんねん。じゃあ今からやったるわ。今からMMAでやったるわ」と応じました。しかし、sakkkiはその場での戦いは拒否し「今日はやらない」と言いだしました。
情緒不安定な様子が話題に
このオーディションでは、sakkkiの情緒不安定な様子が大きな話題となりました。微妙な空気になると瓜田純士が登場し「下で話そう」と優しく声をかけ、「クソが!」「死ねや!」と半泣きのsakkkiは大勢のセキュリティーにおさえられながら強制退場となりました。その後、瓜田と二人きりになると大泣きする姿が映され、視聴者から心配の声が上がりました。
今大会の事前VTRでsakkkiは「薬中だと勘違いされてガサ入れが入りました。やってないのに。常時あのテンションなわけねえだろ。大丈夫です。皆さん」と語っています。
ブレイキングダウン18.5でメカ君に勝利
白川陸斗との対戦を実現させるため、sakkkiには大きな試練が待っていました。2026年1月24日に開催されたブレイキングダウン18.5のメインイベント、メカ君との一戦です。
試合前の背景
メカ君は6勝3敗でベアナックルルールでの激闘ぶりが人気の選手で、ブレイキングダウン18でダイスケにTKO勝ちした後、白川陸斗とsakkkiに対戦要求していました。元々白川と因縁があったsakkkiを倒して本戦での白川戦を実現させようと目論むメカ君。この試合は1分3ラウンドのキックルールで行われ、勝者が3月20日のブレイキングダウン19で白川陸斗と対戦する権利を得る注目のカードとなりました。
試合展開:壮絶な打撃戦
1ラウンド、sakkkiがアゴを引き、息もつかせぬパンチ猛攻でメカ君の顔を上げ、ケージに押し込みました。2ラウンド、sakkkiはパンチに左ミドル、左ヒザも混ぜ前進し、メカ君の唇が切れ出血しました。
最終3ラウンド、sakkkiは左ミドルを混ぜ、右の打ち下ろしを入れ、互いに疲れ気味の様子も、sakkkiは最後まで、メカ君をケージに押し付け、殴り続けました。
判定勝利と白川陸斗の登場
ジャッジは3者ともに、常に前に出て優勢だったsakkkiを支持し、sakkkiが白川との対戦権を手に入れました。
試合後、ケージにはsakkkiのコールに応え、白川が登場。白川は「sakkki、最高な殴り合いやったよ。強かったな。メカ君によう勝ったな。お前とやったらええ殴り合いできると思うわ」と対戦を了承した上で「ただ、お前、今のままだったらボコボコにされて終わるだけやぞ」と鋭い眼光を投げかけました。
ルールについて白川が「MMAでやろか?やりたかったんやろ?お前MMAやったらだいぶ不利やぞ。大丈夫か?」と指定すると「そこで勝つのが俺なんだよ」とsakkki。続けて白川が「そんな甘い世界ちゃうからな、しっかり実力差見したるわ」と言うと、sakkkiは「教えてくれ先輩!ブレイキングダウンっていうリング、俺の方がお前より先輩だから」と言い返して会場を盛り上げました。
sakkkiの戦績とファイトスタイル
ブレイキングダウンでの戦績
sakkkiのブレイキングダウンでの主な戦績は、判定決着が多く、延長戦での勝率が高いことが特徴です。序盤から積極的に前に出るスタイルですが、無理な攻めで失点する場面もあり、接戦になる傾向があります。
素人からのスタートでありながら、地下格闘技とブレイキングダウンで着実に実績を積み上げてきました。
ファイトスタイルの特徴
sakkkiのファイトスタイルは、常に前に出続ける攻撃的なスタイルが特徴です。打たれ強さと粘り強さを武器に、1分間という短い試合時間でも最後まで攻め続けることができます。
ラッパーとしてのパフォーマンス能力も相まって、煽りVや入場シーンでは観客を惹きつける独特の存在感を放っています。
2026年3月:白川陸斗戦に向けて
メカ君に勝利したsakkkiは、ついに念願の白川陸斗戦を手に入れました。試合は2026年3月20日に愛知IGアリーナで開催されるブレイキングダウン19で行われる予定です。
MMAルールでの対戦となるため、sakkkiにとっては不利な条件となりますが、「そこで勝つのが俺なんだよ」という言葉通り、逆境を跳ね返すことができるのか注目が集まります。
プロファイターである白川陸斗との実力差は明らかですが、これまでも数々の逆境を乗り越えてきたsakkkiが、どのような戦いを見せるのか。格闘技ファンだけでなく、多くの視聴者が固唾を飲んで見守ることでしょう。
sakkkiの今後の展開
格闘技未経験から地下格闘技、そしてブレイキングダウンへと活躍の場を広げてきたsakkki。DEEPでの反則負け、白川陸斗との因縁、そしてメカ君への勝利と、わずか2年足らずの間に数々のドラマを生み出してきました。
ラッパーと格闘家という二つの顔を持ち、時に情緒不安定な姿を見せながらも、リング上では確実に成長を続けるsakkki。3月の白川陸斗戦は、彼のキャリアにおける最大の試練となることは間違いありません。
「合法的に殴り合える場で自分を試したい」という当初の想いを胸に、sakkkiがどこまで成長できるのか。今後の展開から目が離せません。




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