「本当に貧乏なの?」「YouTuberなのにお金あるんじゃないの?」――貧困女子を自称するYouTuberのりんさんに対し、こんな疑問を抱く視聴者は多い。登録者数50万人超という実績を持ちながら、今も”貧困”を名乗り続ける彼女の生活は、一体どうなっているのか。本記事では、りんさんの現在の生活状況・YouTube収益・収入源を徹底的に検証する。
貧困女子YouTuber・りんとは何者?
活動内容と人気の理由
りんさんが運営するのは「りんの田舎暮らし」というYouTubeチャンネル。北海道での古民家暮らし・自給自足・節約生活を軸とした動画が中心で、2020年12月に活動をスタートさせた。
最大の特徴は動画クオリティの高さだ。学生時代から映像編集を趣味としていたというりんさんの作品は、美しい北海道の風景・絶妙なBGM・淡々としたナレーションが融合し、まるで海外ドラマのような仕上がりとなっている。「釣りで食料確保」「7,000円の古民家生活」「車中泊からの再出発」といったリアルな貧困体験が共感を呼び、特に若年層・女性視聴者から強い支持を得た。
なぜこれほど注目を集めたのか
もともとのストーリーが強烈だった。大学卒業後22歳で美容サロンを起業するも、コロナ禍の直撃で倒産。住む家も仕事も失い、車上生活という極限状態から、一念発起して北海道・鶴居村へと移住。そこでの生活をYouTubeに投稿し始めたことで、「リアルすぎる女性の再起ストーリー」としてSNSで拡散された。
同情の声とともに「演出では?」という批判も同時に広がり、その論争自体がさらなる注目を集めるという構造が生まれた。
貧困女子YouTuber・りんの現在の生活
現在も貧困状態なのか?
2024年時点のりんさんは、北海道内を転居しながら生活している。もともとの鶴居村を離れ、知床への移住、そのまた後も引っ越しを経て現在に至る。これは地域住民とのトラブルや、ストーカー被害に近い事態に遭遇したことが原因とされており、りんさん自身が動画内で経緯を語っている。
動画から読み取れる生活水準は、引き続き質素ではある。ただし機材(カメラ・編集機器)は高スペックなものを使用しており、「本当の意味での極貧」とは異なる状態と見るのが自然だ。
生活は改善している可能性が高い
2024年10月には「市役所から生活保護を勧められた」という告白動画が話題を呼んだ。しかしこれは「経済的に困窮していたある時期」の話であり、その後は引越し先の自治体で状況が改善されたことも本人が述べている。
また収益面では、企業案件・地方自治体からのPR依頼・ラジオ出演など、YouTube広告以外の仕事も多数こなしており、完全な無収入状態とは考えにくい。
YouTube収益はいくら?推定年収を検証
チャンネル登録者数と再生数
2024年10月時点でのチャンネル登録者数は約50万人(50.3万人)。チャンネル開設から約4年でこの数字に到達したことになる。総再生回数は1億回超と報告されている。
ショート動画も積極的に投稿しており、500万回以上再生された動画も存在する。
YouTube広告収益の計算方法
YouTubeの広告収益はRPM(1,000回視聴あたりの収益)で計算される。日本の場合、ジャンルによって差はあるが、ライフスタイル・田舎暮らし系チャンネルの目安は以下のとおりだ。
- RPMの目安:200〜600円/1,000再生
- 通常動画:比較的単価が高い
- ショート動画:RPMは極めて低く、通常動画の1/10以下になることも
また、りんさんは過去に「広告収益は寄付や稚魚の放流に使ってきた」と明言しており、収益の一部を社会還元に充てていると述べている点は特筆すべき事実だ。
推定月収・年収
チャンネル規模とコンテンツジャンルをもとに、以下の範囲で推定できる。
| シナリオ | 月収(推定) | 年収(推定) |
|---|---|---|
| 低めの想定(再生数少・ショート比率高) | 5万〜10万円 | 60万〜120万円 |
| 中間想定(安定した通常動画主体) | 15万〜30万円 | 180万〜360万円 |
| 高めの想定(案件収入・企業PR込み) | 50万〜100万円以上 | 600万〜1,200万円以上 |
※上記はあくまでも「推定」であり、実際の数字は本人のみが知るところである。過去の記事では「年収1,000万超」という推測もあったが、根拠が不明確なため参考値として捉えるべきだ。
広告以外の収入源はある?
スーパーチャット・投げ銭
ライブ配信を行っている場合、視聴者からのスーパーチャット(投げ銭)収入が発生する。ファンとのリアルタイムの交流を重視するりんさんの配信スタイルは、こうした収益とも相性がいい。
企業案件・PR
公開されている活動実績を見ると、その充実度に驚く。トヨタ(ランクルフェス)・キンチョー(ラジオCM)・釣り具メーカーのグローブライド社・複数の地方自治体(観光PR・ふるさと納税CM)など、大企業や行政との案件が多数ある。生活系・アウトドア系チャンネルは広告主との相性が良く、比較的案件が付きやすいジャンルでもある。
その他の収益
月額990円のメンバーシップ(クリエイターサポート)も展開している。仮に登録者の1%にあたる5,000人が加入していると仮定すれば、それだけで月約500万円規模の収益になるが、実態は不明だ。また書籍出版に向けた動きもあり、今後の収入源がさらに多様化する可能性がある。
「本当に貧困?」と言われる理由
収入があるのに貧乏を名乗る矛盾
YouTuberとして活動する以上、収益はゼロではない。50万人のフォロワーを持ち、企業案件も多数こなしながら「貧困女子」と名乗ることへの違和感を抱く視聴者がいるのも無理はない。
りんさん自身は「収益は寄付や地域への恩返しに使ってきた」と説明しており、手元に残るお金は少ないと主張している。この点については視聴者の受け取り方が大きく分かれている。
貧困ビジネスという批判
「貧困を演出しているのでは」という批判も根強い。実際には高価な撮影機材・こだわりのある食器類・高品質な道具類が動画内に登場しており、「本当の貧困生活」との乖離を感じる視聴者もいる。
ただし断言できる材料はなく、「過去に本当に貧しかった」という事実と、「現在も生活は決して豊かではない可能性がある」という点は、客観的に否定できない。
今後の生活はどうなるのか
現在、りんさんの活動は拡大傾向にある。地方自治体や大企業とのコラボが増え、日テレ「踊るさんま御殿」への出演歴もある。ただし、YouTubeの収益はアルゴリズム変更や炎上によって急落するリスクが常につきまとう。また、UUUMからの退所や引越し騒動など、波乱含みの経歴を見ると、安定とは言い難い部分もある。
月刊誌連載(予定)や弁護士とのコラボ企画など、新しい方向性も見えており、YouTube一本足打法から脱却する動きは評価できる。
まとめ
- 現在の推定収入:月収5万〜100万円以上という幅広い試算が存在し、確定的な数字は不明
- 完全な無収入ではない可能性が高い:企業案件・行政PR・メンバーシップなど複数の収入源がある
- 「貧困」の定義は人それぞれ:過去の経験に基づく称号であり、現在の経済状況と必ずしも一致しない
- ただし生活は安定しているとは言えない側面もある:転居・トラブル・炎上リスクなど不安定な要素が続く
りんさんの「貧困女子」という肩書に対する答えは、見る人の価値観によって異なる。確かなのは、数百万人が見守るなか、彼女が北海道という舞台でリアルな生き様を発信し続けているという事実だ。その物語が今後どう展開されるか、引き続き注目したい。



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