アウトロー界を揺るがした兄弟分の対立
ブレイキングダウンに出場し、アウトロー界で知られる瓜田純士と内藤裕。かつては命がけの絆で結ばれた兄弟分だった二人が、なぜ確執を抱えることになったのか。
そして、この対立に「所沢のタイソン」こと久保広海がどのように関わっているのか。YouTube上で繰り広げられたこの騒動の全貌を、時系列に沿って詳しく解説します。
瓜田純士と内藤裕:命を共にした兄弟分
二人の出会いと深い絆
内藤裕は千葉の伝説的ギャンググループ「KGB(キング・ギャング・ボーイズ)」の元最高幹部として知られる人物です。一方の瓜田純士は「アウトローのカリスマ」として、地下格闘技THE OUTSIDERで名を馳せました。
二人が兄弟分になったきっかけは、2012年11月にアップされた瓜田純士の引退試合。この試合で内藤が相手を務め、瓜田は引退試合の相手として内藤を選ぶほど、深い信頼関係を築いていました。
2013年の刺傷事件:命を共にした経験
二人の絆を決定的にしたのが、2013年10月14日に千葉市美浜区の駐車場で起きた刺傷事件です。この事件で瓜田は腹部を、内藤は首を刺されて重傷を負い、二人とも生死の境をさまよいました。
特に内藤は身体の3分の2の血液を失い、23人分の輸血を受けるという重篤な状態でした。この時、瓜田は内藤を介抱しながら号泣したと伝えられており、命をかけた絆が二人を結びつけていました。
確執の始まり:2021年に何が起きたのか
瓜田の結婚と兄弟分との距離
確執の原因は複数ありますが、一つは瓜田が現在の妻と交際を始めた際の出来事です。瓜田は真面目な道を歩むために内藤に対し「縁を切ってください」と頼み、内藤は弟分の幸せを願って身を引きました。
しかし、この後も二人の間には微妙な距離が生まれていたようです。
2021年6月:YouTube上での対立激化
2021年6月2日、内藤裕が小山恵吾のYouTubeライブ配信に出演し、爆弾発言をしました。
内藤の発言内容:
- 「瓜田には我慢できない。総合ルールでスパーリングしたい」
- 「三人まとめてやってやる」と瓜田を批判
この発言の背景には、瓜田が配信で内藤について批判的なことを言ったことが原因と見られています。瓜田は小山恵吾についての話題で「小山はHとやれば?」といった発言をしており、これが内藤の怒りに火をつけたようです。
所沢のタイソン(久保広海)の関与:確執を深めた第三の男
瓜田純士と所沢のタイソンの関係

所沢のタイソンこと久保広海は、かつて瓜田純士の弟分として活動していました。二人の出会いは「瓜田純士ファミリー募集オフ会」で、久保は瓜田を尊敬し、お揃いのタトゥーを入れるほど心酔していました。
土下座事件と逮捕:関係の決裂
しかし、2021年2月に事態は急変します。所沢のタイソンとホーミーKEIが、瓜田純士を脅迫する事件が発生しました。
事件の経緯:
- 瓜田がホーミーKEIを蔑んだ発言をしたと伝えられる
- 所沢のタイソンが激怒し、瓜田に土下座を強要
- 拡散しない約束だった土下座写真を公開
- ストーカー行為や脅迫が継続
- 瓜田が警察に被害届を提出し、久保は逮捕・罰金刑
内藤裕と所沢のタイソンの共闘
注目すべきは、内藤裕がこの時期に所沢のタイソンと親密な関係を築いていたことです。内藤は自身のYouTubeチャンネルや所沢のタイソンのチャンネルで瓜田を批判し、三人(内藤、小山恵吾、所沢のタイソン)対瓜田という構図が形成されました。
内藤裕のインタビューでは「今回は成績を残して、色んな選手と闘いたい。元々兄弟、舎弟の中にいた瓜田純士もね、お互いに殴り合ってわかり合えればいいかな。闘いたいのは3人いる」と語っており、瓜田との対戦を明確に意識していました。
瓜田純士の反撃:「三人まとめてこい」
瓜田の試合提案
内藤から試合を申し込まれた瓜田は、当初は拒否の姿勢を示しました。しかし、その後Twitterで怒りを爆発させ、衝撃的な提案をします。
瓜田の提案内容:
- 今月か来月、すぐに試合する
- キックボクシングルール
- 内藤裕、小山恵吾、所沢のタイソンの三人を相手にする
- 自分はワンターレンと組む
- 「これがファイナルアンサーだ」
この提案は、内藤側が提案した「半年後の年末に体重を落として総合ルール」という条件を真っ向から否定するものでした。
電撃和解:小山恵吾の仲介
2021年6月20日:奇跡の三ショット
激しい対立が続く中、2021年6月20日に奇跡が起こります。元宇田川警備隊6代目総長の小山恵吾が仲介役となり、内藤を連れて瓜田の自宅を訪問したのです。
当初、内藤は気乗りしていない様子でしたが、数時間後、瓜田純士、内藤裕、小山恵吾の三人が同時にライブ配信を行い、和解を発表しました。
瓜田はTwitterで「一悶着あって散々口論した後の和解ライブ配信。今回誰が間入った等は全く無いし絶対に勘違いして欲しくないのはこの長期に渡る出来事は絶対にプロレスでは無い」と投稿し、和解が本物であることを強調しました。
和解の意義
小山恵吾は配信の中で「瓜田君は内藤・小山の動画を見ずに喧嘩を買う形だった」「自分もバズらせるために動いた部分もあった」と振り返り、誤解があったことを認めました。
この和解により、10年ぶりの再戦は幻となりましたが、命を共にした二人の絆が再び結ばれた瞬間でもありました。
ブレイキングダウンでの再会
内藤裕のBD参戦
和解後、内藤裕は2025年にブレイキングダウンに参戦。48歳という年齢にもかかわらず、19歳の地下格王者クサノガブリエルをわずか22秒でKO勝利し、その強さを証明しました。
ABEMA格闘の公式YouTubeでは、内藤のオーディション密着映像が公開され、かつて瓜田純士を舎弟にしていた元ギャング最高幹部として紹介されています。
瓜田純士の現在
一方の瓜田純士も、ブレイキングダウンのオーディションに登場。所沢のタイソンとの乱闘シーンなど、その存在感を示しています。
アウトロー界の複雑な人間関係
瓜田純士と内藤裕の確執は、個人的な対立ではなく、所沢のタイソン(久保広海)という第三者の介入、YouTube上での発言の行き違い、そして小山恵吾という仲介者の存在など、複雑な要素が絡み合っていました。
確執のポイント:
- 瓜田の結婚による距離の発生
- 所沢のタイソンとの土下座事件
- 内藤と所沢のタイソンの共闘
- YouTube配信での批判合戦
- 小山恵吾による仲介と和解
命を共にした経験がある二人だからこそ、一度は対立しても最終的には和解できたのかもしれません。現在、二人はブレイキングダウンという舞台で再び注目を集めています。
アウトロー界における人間関係の複雑さと、SNS上での発言が及ぼす影響で確執が生まれましたが、来年の3月にブレイキングダウンで瓜田純士と内藤裕の試合が決まっています。
兄弟分だった二人の試合を楽しみにしています。




コメント