2026年7月、北海道・小樽警察署は、SNS上で元交際相手の女性への殺害をほのめかすメッセージを送信したとして、札幌市白石区在住の30歳会社役員の男を脅迫容疑で逮捕しました。
発覚のきっかけは、男から送られたメッセージを見た知人が女性に知らせたことでした。連絡を受けた女性が身の危険を感じて警察に相談し、捜査が動き出しています。
本記事では、事件の概要、逮捕に至るまでの流れ、容疑者と被害女性の関係、脅迫罪が成立する背景、そして今後の捜査の見通しについて、時系列に沿ってわかりやすく整理します。
事件の概要
- 逮捕日:2026年7月29日
- 逮捕した警察署:北海道・小樽警察署
- 容疑内容:脅迫
- 容疑者:札幌市白石区在住・30歳の会社役員の男性
- 被害者:小樽市在住・20代女性(容疑者の元交際相手)
警察は、SNSのメッセージ機能を通じて送られた文面を中心に捜査を進めています。
逮捕までの経緯を時系列で整理
ステップ1:知人へ送られた不穏なメッセージ
7月24日の夕方ごろ、容疑者の男はSNSのメッセージ機能を使い、共通の知人に対して元交際相手を殺害しかねない旨をほのめかす文面を送ったとされています。人の命や身体を脅かす内容だったことから、脅迫にあたる可能性が指摘されています。
ステップ2:知人が被害女性へ連絡
メッセージを受け取った知人は内容を軽視せず、すぐに元交際相手の女性へ「こうした連絡が来ている」と伝えました。この知人の行動が、結果的に事件の拡大を防ぐ大きなきっかけになったといえます。
ステップ3:女性が警察へ通報
知らせを受けた女性は、元交際相手から命を狙われているかもしれないと感じ、警察に相談しました。この通報を受けて、小樽警察署が正式に捜査へ乗り出しています。
ステップ4:証拠固めのうえ男を逮捕
警察はSNS上のやり取りなど複数の証拠を収集した結果、7月29日に男を脅迫の疑いで逮捕しました。取り調べに対し、男はメッセージを送った事実そのものについては認める供述をしているとされています。
なぜ「殺す」という発言だけで脅迫罪になるのか
脅迫罪は、実際に暴力をふるっていなくても成立し得る犯罪です。相手の生命や身体に危害を加える内容を告げ、相手に恐怖心を与えたと認められれば、罪に問われる可能性があります。
今回のケースでは、直接本人に送られたメッセージではなく、知人を経由して間接的に伝わった発言でした。それでも、内容を知った女性が実際に強い恐怖を感じて通報に至った経緯があることから、警察は事件性ありと判断し捜査を進めているとみられます。
元交際関係にあったことが背景に
容疑者と被害女性は、以前交際していた関係だったことが分かっています。
元交際相手との間で起こるトラブルは、
- 執拗な連絡やメッセージの送りつけ
- 待ち伏せなどのストーカー行為
- SNSを通じた脅迫的な発言
といった形にエスカレートしやすいことが知られており、警察も交際関係の解消をめぐるトラブルとして慎重に事情を調べているようです。
SNSのやり取りが証拠となった今回のケース
今回の事件で注目すべき点は、SNS上のメッセージがそのまま証拠として扱われたことです。加えて、内容を知った第三者(知人)が被害者本人へ伝えたことが、警察への相談・通報という行動につながりました。
近年はLINE、Instagram、X(旧Twitter)、Facebookといったサービス上でのやり取りが、こうした事件の捜査における重要な手がかりとなるケースが増えています。「SNS上の発言だから」といって軽く考えられるものではなく、内容次第では立派な証拠として扱われる点は覚えておきたいところです。
今後の捜査で焦点となりそうなポイント
警察は今後、以下のような点をさらに詳しく調べていくとみられます。
- 実際に危害を加える意図がどこまであったのか
- 今回以外にも脅迫的なメッセージがなかったか
- ストーカー行為に該当する言動がなかったか
- 交際期間中や別れた後の女性への接触状況
- 交際解消に至った経緯や動機
捜査が進むことで、新たな事実が判明する可能性もあります。
ネット上の反応
事件の報道を受けて、SNS上ではさまざまな意見が寄せられています。
- 知人が知らせてくれたことを評価する声
- 「殺す」という言葉を軽く使うことへの警鐘
- 元交際相手とのトラブルが重大事件に発展しやすいことへの懸念
- SNSの発言が証拠として残ることへの注意喚起
- 早期に警察へ相談したことを評価する声
いずれも、身近な人間関係のトラブルが深刻な事件につながりかねないという危機感を反映した内容が目立ちます。
まとめ
今回の事件は、札幌市白石区在住の30歳会社役員の男が、元交際相手の女性への殺害をほのめかすメッセージをSNS上で知人に送ったとして、脅迫容疑で逮捕されたというものです。
事件が明るみに出たきっかけは、メッセージを受け取った知人が被害女性へ内容を伝えたことでした。女性はすぐに警察へ相談し、捜査を経て男は逮捕、メッセージを送信した事実自体は認めているとされています。
たとえ直接相手に向けた発言でなくても、生命や身体への危害を示唆する内容が第三者を通じて相手に伝わり、恐怖を与えたと認められれば、刑事事件に発展する可能性があります。今後は動機や交際中のトラブルの詳細、ストーカー行為の有無などについて、警察によるさらなる捜査が続く見通しです。






コメント