2026年9月10日、京セラドーム大阪で開催される「超RIZIN.5 浪速の超復活祭り」で、朝倉未来と青木真也によるビッグマッチが正式に発表されました。会見会場に対戦カードが映し出された瞬間、大きな歓声が沸き起こったといいます。
青木真也にとっては、2015年12月29日のRIZIN旗揚げ興行以来、実に約11年ぶりとなるRIZINのリングへの復帰。会見では「恥ずかしながら、恥をしのんで帰ってきました」と語り、主催者である榊原信行CEOは「青木の死に場所をRIZINで作る」という衝撃的な表現でこのカード実現の背景を説明しました。
この記事では、対戦カードの詳細、青木真也がRIZINに戻ってきた理由、朝倉未来の現在地、そして勝敗を分けるポイントまで、分かりやすく整理して解説します。
超RIZIN.5で朝倉未来vs青木真也が正式決定
発表された大会概要
まずは基本情報を確認しておきましょう。
- 大会名:超RIZIN.5 浪速の超復活祭り
- 開催日:2026年9月10日
- 会場:京セラドーム大阪
- ルール:MMA(総合格闘技)
- 契約体重:ライト級(71kg)
RIZINの大型興行が大阪の本拠地・京セラドームで行われるだけでも注目度は高いですが、そこに投入されたのが朝倉未来と青木真也という異色の顔合わせです。
会見で最も大きな歓声が上がったカード
記者会見の冒頭、対戦カードが発表されると同時に会場からは大きな歓声が上がりました。SNS上でも発表直後から「今年一番見たいカード」といった声が相次ぎ、格闘技ファンの間で一気に話題となっています。世代もキャリアもまったく異なる2人の対戦だからこそ、これだけの熱量が生まれたと言えるでしょう。
青木真也はなぜ約11年ぶりにRIZINへ復帰したのか
「恥をしのんで帰ってきた」発言の真意
会見に登壇した青木真也は、自身の胸の内をこう明かしました。「恥ずかしながら、恥をしのんで帰ってきました」。そのうえで「悔いのないようにやり切りたい。自分が『もういい、格闘技が嫌いだ』と思えるところまでやり切ってやめたい」と力強く語りました。
一度は離れた古巣への復帰を「恥」という言葉で表現するあたりに、43歳になった今もなお格闘技と向き合い続ける青木の覚悟がにじみ出ています。プライドよりも「やり切ること」を優先する姿勢に、ファンからも大きな拍手が送られました。
ONEを主戦場としてきた青木のキャリア
青木真也は2015年12月29日、RIZIN旗揚げ興行に参戦し、桜庭和志を1RTKOで下しています。しかしその後は主戦場をアジア最大級の総合格闘技団体「ONE Championship」に移し、長年にわたってアジアMMA界を代表する存在として活躍を続けてきました。MMA戦績は50勝12敗という圧倒的なキャリアを誇ります。なお今回の会見での所属表記は「BAMF」となっており、ONEとの契約満了を経て新たな立場での参戦となる点も注目されます。
最後のMMA戦敗戦が与えた影響
直近の試合は、2025年11月に行われた「ONE 173」での手塚裕之戦。ここで青木は1RTKOという結果で敗れています。今回のRIZIN参戦は、この敗戦を糧にした「引退」ではなく、あくまで「自分がやり切ったと思えるまで戦う」ための再起の一歩として位置づけられているのが特徴です。
榊原CEO「青木の死に場所をRIZINで作る」とはどういう意味か
衝撃発言の全文を整理
このカード実現の経緯について、榊原信行CEOは次のように語っています。「青木の死に場所をRIZINで作る。避けては通れなかった。その対戦相手は朝倉未来。時代を超えて、次のMMAの扉を開く期待が抱けた」。
「死に場所」という強いワードには、格闘家としてのキャリアの集大成をRIZINの舞台で見届けたいという主催者側の強い思いが込められています。単なる話題作りのマッチメイクではなく、青木真也という選手のキャリアそのものに対するリスペクトが感じられる発言です。
RIZINがこのカードに託したメッセージ
このカードには複数の意味が重ねられていると考えられます。
- 桜庭和志戦から続くレジェンドの最終章としての物語性
- 43歳の青木と34歳の朝倉という世代交代の象徴
- 競技としての緊張感と、格闘技エンターテインメントとしての盛り上がりを両立させるエンタメと競技性の融合
こうした複数の要素が絡み合うことで、単なる一試合以上の意味を持つカードとして注目を集めているのです。
朝倉未来の現在地|王座挑戦失敗からの再起戦
シェイドゥラエフ戦と眼窩底骨折
朝倉未来は2025年5月に鈴木千裕に勝利、続く7月にはクレベル・コイケにも判定で勝利するなど好調を維持していました。その勢いのまま同年大みそかには、当時の王者であるラジャブアリ・シェイドゥラエフ(キルギス)が持つタイトルに挑戦しましたが、惜しくも敗戦。試合後には眼窩底骨折という重傷を負い、救急搬送される事態となりました。

それでも朝倉は「必ず復活する」と現役続行への強い意志を示しており、今回の青木戦はまさにその言葉通りの再起戦となります。
なお、同大会には鈴木千裕の参戦も予定されていましたが、左脇腹の肋軟骨骨折(全治2か月半)によりドクターストップとなり欠場が決定しています。カード編成にも影響を与える中で実現したのが、今回の朝倉vs青木戦という位置づけです。
9か月間取り組んだグラップリング強化
会見で朝倉は「年末にシェイちゃんにやられて、グラップリングに力を入れてきて9か月間やってきた。グラップリングでも負けないと思う」と明言しました。寝技・関節技を得意とする青木真也が相手だからこそ、打撃だけでなく組み技の対策にも力を入れてきたことが伺えます。
また対戦相手決定の経緯についても「自分から選んだというよりは、オファーを受けて引き受けた。一番盛り上がるカードが青木選手だったのだと思う」と率直にコメントしています。
「1ラウンドで終わらせる」強気宣言
強化してきたグラップリングへの自信をのぞかせながらも、朝倉は「1ラウンドで終わらせます」と豪語。長期戦を避け、早期決着を狙う姿勢を鮮明にしました。持ち前の打撃力を存分に発揮できるかどうかが、この試合の見どころの一つになりそうです。
朝倉未来vs青木真也の勝敗を分ける3つのポイント
ポイント① 青木の“極め”を未来が防げるか
青木真也の最大の武器は、長年磨き上げてきた寝技・関節技です。バックテイクからの絞め技、足関節への入り方、スクランブルでのポジション奪取能力など、経験値に裏打ちされた技術は健在と見られます。朝倉がグラップリングの強化でどこまでこれに対応できるかが、まず最初の焦点です。
ポイント② 朝倉の打撃がどこまで通用するか
一方の朝倉未来は、カウンターを軸とした打撃センスに定評があります。年齢的なフィジカルの優位性に加え、距離管理の巧さで青木の間合いに入らせない戦い方ができれば、宣言通りの早期決着も現実味を帯びてきます。
ポイント③ ケージ際の攻防が最大の鍵
組み付きを狙う青木と、そこからの離脱を図る朝倉。ケージ際での攻防がどちらに転ぶかによって、試合の主導権は大きく変わってきます。互いに消耗戦を避けたい思惑があるだけに、序盤からの駆け引きが試合全体の流れを左右しそうです。
過去の実績比較|レジェンドとスターの対決
| 項目 | 青木真也 | 朝倉未来 |
|---|---|---|
| 年齢 | 43歳 | 34歳 |
| MMA戦績 | 50勝12敗 | RIZIN主力級 |
| 主戦場(直近) | ONE Championship→BAMF | RIZIN |
| 最大の武器 | 寝技・関節技 | 打撃・カウンター |
| 今回のテーマ | 最後の挑戦 | 完全復活 |
こうして並べてみると、キャリアの蓄積で勝負する青木と、若さとスピードで勝負する朝倉という対照的な構図が浮かび上がります。
ファンの反応まとめ
カード発表後、SNS上ではさまざまな反応が寄せられています。
- 「夢カードすぎる」――桜庭世代と朝倉世代が交差する組み合わせへの驚きと期待
- 「青木の最後を見届けたい」――引退を意識させるコメントへの反響
- 「未来のグラップリング進化が気になる」――技術面での注目コメント
世代や活躍の舞台が異なる2人だからこそ、多方面からの注目を集めていることが分かります。
この試合の勝者は次に誰と戦うのか
朝倉が勝った場合
朝倉が勝利すれば、フェザー級タイトルへの再挑戦が現実味を帯びてきます。眼窩底骨折を負ったシェイドゥラエフ戦のリベンジ路線も、有力な選択肢として浮上するでしょう。
青木が勝った場合
青木が勝利した場合は、RIZINのレジェンドとしての立ち位置がさらに強固なものになりそうです。今後のRIZINにおける「引退ロード」の中心人物として、団体を象徴する存在になっていく可能性もあります。
まとめ|超RIZIN.5は“世代交代”と“レジェンドの最終章”が交差する一戦
- 超RIZIN.5(9月10日・京セラドーム大阪)で朝倉未来vs青木真也が正式決定
- 青木は約11年ぶりにRIZINへ復帰
- 背景には「やり切って辞めたい」という本人の覚悟がある
- 榊原CEOは「青木の死に場所をRIZINで作る」と発言
- 朝倉にとっては王座再挑戦へ向けた重要な再起戦
- 勝敗以上に、“時代を超えた物語”として歴史に残る可能性がある一戦
9月10日、京セラドーム大阪で実現するこの一戦は、単なる勝敗以上の意味を持つカードとなりそうです。当日の結果はもちろん、それぞれのコメントや会見での言動にも引き続き注目していきたいところです。





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