ソフトバンクグループを一代で築き上げた孫正義氏。2025年現在も日本最高の資産家として君臨し続けています。AI革命の波に乗り、その資産額は過去最高を記録。彼の生い立ち、彼の住まいである豪邸も話題となっています。
孫正義氏の最新資産状況、年収、そして総額311億円と言われる豪邸について詳しくシラベテミタ!
孫正義の生い立ちと青年期
出生と家族背景
在日韓国人実業家の二男として佐賀県鳥栖市の朝鮮人集落に出生。4人兄弟であった。いわゆる通名は「安本正義」。
なお、孫正義は自身のXで、(通名ではなく)民族名の「孫」で日本に帰化していることに言及している。
孫正義は1957年8月11日に佐賀県鳥栖市で生まれました。在日韓国人の家庭に生まれた彼は、幼い頃から厳しい環境の中で育ちながらも、将来への大きな志を抱いて成長しました。
渡米と学業への取り組み
高校時代から海外への強い憧れを持っていた孫正義は、高校時代に大学検定試験2級合格して退学します。そしてカリフォルニア大学在学中に、ソフトウェア開発会社「Unison World」を起業しました
1973年に渡米。カリフォルニア大学バークレー在学中に「音声装置付き他国語翻訳機」を発明し、シャープと契約する。80年同大学を卒業するという経歴が示すように、彼の学生時代は単なる勉学にとどまらず、既に起業家としての才覚を発揮し始めていました。
学生時代の画期的な発明と起業
自動翻訳機の発明
カリフォルニア大学在学中の孫正義が成し遂げた最初の大きな成功は、自動翻訳機の発明でした。アメリカに渡った孫正義は、カリフォルニア大学3年生に編入し、コンピューター関連を学びました。その過程で作り出したのが、自動翻訳機です。その自動翻訳機をシャープに売り、なんと1億円を手にします!
この発明は、後の孫正義の事業家人生における重要な転換点となりました。1973年にアメリカに渡ると、カリフォルニア大学で得た知識を応用して電子手帳を考案した。この特許を売却して100万ドルという大金を獲得し、これが彼の最初の大きな資金源となりました。
初めての会社設立:Unison World
自動翻訳機の成功で得た資金を元手に、自動翻訳機を打って手に入れた1億円を元手に、孫正義はアメリカでソフトウェア会社の「Uinson World」を設立します。Unison Worldはのちのち形を変えて、世界に誇る大企業のソフトバンクに成長します
この学生時代の起業体験は、孫正義にとって実践的なビジネス経験を積む貴重な機会となり、後のソフトバンク創業に向けた重要な土台となりました。
日本帰国とソフトバンク創業
帰国と会社設立の決意
そして1980年に大学を卒業し、福岡に帰ってきた孫正義は、福岡県大野城市に「日本ソフトバンク」を設立しました!また、ソフトバンクを設立する際に、孫正義は「孫正義」という名で設立する旨を親族に伝えた
カリフォルニア大学卒業後、孫正義は日本に帰国し、アメリカで学んだ知識と経験を日本のコンピューター業界に活かそうと決意しました。当時はまだパソコンが一般的ではない時代でしたが、彼はコンピューターの普及が日本でも必ず来ると確信していました。
ソフトバンクの創業
孫正義氏(当時23歳)は、1981年9月に株式会社日本ソフトバンクを設立。本社は日本警備保障(セコム)に間借りする形で設置した。創業時から事業目的として「ソフトウェアの流通革命」を掲げており
わずか23歳という若さでソフトバンクを創業した孫正義は、当初からソフトウェア流通に革命を起こすという明確なビジョンを持っていました。創業時の本社がセコムに間借りするという小さなスタートでありながら、彼の野心は既に世界規模でした。
ソフトバンク初期の事業展開
ソフトウェア流通事業
創業当初のソフトバンクは、主にパソコン用ソフトウェアの流通を手がけていました。当時の日本ではまだソフトウェア市場が未発達だったため、孫正義はこの分野に大きなビジネスチャンスを見出しました。
パソコン雑誌の発行から始まり、ソフトウェアの卸売業、そして小売業へと事業を拡大していきました。この時期の孫正義は、まさにソフトウェア業界の開拓者としての役割を果たしていました。
出版事業への参入
ソフトウェア流通事業の成功を足がかりに、ソフトバンクは出版事業にも参入しました。「Oh!PC」などのパソコン雑誌を創刊し、コンピューター愛好家や業界関係者に向けた情報発信を開始しました。
これらの雑誌は、当時急成長していたパソコン市場において重要な情報源となり、ソフトバンクの知名度向上と事業拡大に大きく貢献しました。
1990年代:インターネット時代への準備
海外展開の開始
後、まず米国のコンピューター関連の見本市や出版社をグループに取り込みました。孫 正義は買収の目的を、「(ITの本場への航海にあたって)地図とコンパスを持つため」と説明
1990年代に入ると、孫正義は積極的に海外展開を推進しました。特にアメリカでの事業拡大に注力し、現地のコンピューター関連企業を次々と買収していきました。この戦略は、後のインターネット事業展開において重要な布石となりました。
テクノロジー企業への投資
この時期から、孫正義は単なる流通業者から、テクノロジー企業への投資家としての色彩を強めていきました。将来有望な技術やサービスを早期に発見し、積極的に投資を行う投資スタイルを確立しました。
2000年代:インターネット革命の先駆者
ヤフーへの投資
ソフトバンクが世界的な注目を集めるきっかけとなったのが、1996年のヤフーへの投資でした。当時まだ小さなベンチャー企業だったヤフーに100億円を投資し、その後のインターネット・ポータルサイトブームを予見した先見性を示しました。
この投資は後に数兆円規模の価値を生み出し、孫正義の投資眼の鋭さを世界に知らしめる結果となりました。
中国のアリババへの投資
2000年には、まだ無名のベンチャー企業だった中国のアリババに20億円を投資しました。ジャック・マーとの出会いから始まったこの投資は、後にソフトバンクの企業価値を大幅に押し上げる歴史的な投資となりました。
アリババは世界最大のEコマース企業に成長し、この投資だけでソフトバンクの企業価値は数十兆円規模で増加することになりました。
2000年代後半:通信事業への本格参入
携帯電話事業の開始
2006年、ソフトバンクは携帯電話事業に本格参入しました。ボーダフォンジャパンを買収し、通信業界における新たな競合として参入したのです。
当時のNTTドコモとauによる寡占状態に風穴を開け、料金革命や端末革新を通じて日本の携帯電話市場に大きな変化をもたらしました。
iPhoneの日本独占販売
2008年、ソフトバンクはアップルと提携し、iPhoneの日本国内独占販売権を獲得しました。この決断は、スマートフォン時代の到来を見据えた戦略的な判断であり、ソフトバンクの携帯電話事業を大幅に成長させる原動力となりました。
2010年代:ソフトバンクビジョンファンド設立
投資事業の本格化
2017年、孫正義は総額約10兆円規模のソフトバンク・ビジョン・ファンドを設立しました。これは世界最大級のテクノロジー投資ファンドであり、AI、IoT、自動運転などの先端技術分野への集中投資を開始しました。
UberやWeWorkなど、世界中の有望なテクノロジー企業への大型投資を次々と実行し、「テクノロジー投資の巨人」としての地位を確立しました。
2025年:孫正義の資産額が過去最高を記録
5.7兆円の驚異的な資産額
ブルームバーグ・ビリオネア指数によれば、孫氏の資産は今年に入り144%増加。24日時点で387億ドル(約5兆7600億円)に達した。
この驚異的な資産増加の背景には、AIブームによるソフトバンクグループ株の大幅な上昇があります。同社が投資するAI関連企業の業績向上と、市場のAI技術への期待感が孫氏の資産を押し上げています。
日本株長者ランキング首位を維持
3月期決算企業の役員のうち、保有する自社株数と株価を掛け合わせた保有額からみた「株長者」を調べたところ、ソフトバンクグループ(SBG)の孫正義会長兼社長が4.4兆円超で昨年に続き首位となった。
孫氏はソフトバンクグループ株の約25%を保有しており、この株式保有が彼の資産の中核を成しています。
孫正義の年収は約94億円!日本最高水準の報酬体系
上場企業経営者ランキング1位の年収
孫正義氏の年収は、東洋経済の調査によると約93億9,600万円と報告されています。これは上場企業の経営者ランキングで1位となっており、日本の一般サラリーマンの生涯賃金の約30倍に相当する高額な報酬となっています
配当収入だけで200億円超
ソフトバンクグループは2022年3月期に44円の配当金を支払いました。孫正義さんの保有株数に当てはめると、約202.47億円にもなります。
孫氏の年収は基本報酬に加えて、配当収入、株式報酬などで構成されており、その総額は日本企業経営者の中でも別格の水準となっています。
総額311億円!孫正義の豪邸群を徹底解剖
麻布の第一邸宅:63億円の豪邸
住所の詳細は「東京都港区麻布永坂町」です。地下1階、地上3階で、この自宅の地下にゴルフシュミレーターがあるそうです。また、サウナやプールも完備されているそうです。こちらのお値段は63億円だとされてます。
麻布永坂町の豪邸は960坪の広大な敷地を誇り、地下には孫氏が特許を取得したゴルフシミュレーターが設置されています。現在は相続税対策のため夫人名義となっている。
白金台の第二邸宅:140億円の城のような豪邸
白金台の高級住地に、約7,000㎡の土地に地上4階、地下2階という巨大な建物が、孫社長の白金台の邸宅です。気になる建設費用は、一説によると建設費は60億円、土地代を入れると140億円とも言われているようようです。
白金台の豪邸は、かつて三島由紀夫の小説『宴のあと』の舞台となった料亭「般若苑」の跡地に建設されました。地下にはゴルフ練習場やボウリング場も完備されています。
アメリカ・シリコンバレーの邸宅:規格外の1万坪超
孫正義さんのアメリカの自宅は、アメリカ・カリフォルニア州のシリコンバレーにあります。広さは坪換算すると敷地面積1万890坪。
シリコンバレーの豪邸は、ハリウッドスターでも手が出ないクラスの超大型邸宅として知られています。
別荘・その他の不動産
孫氏は国内外に複数の別荘や不動産を所有しており、これらを合計すると総評価額は311億円を超えると推定されています。
豪邸に込められた孫正義の価値観
家族を大切にする経営者
孫正義さんはお金よりも、「家族を大事にする気持ち」が人一倍大きい方です。結果的に自分が亡くなった後も、家族のために残せるのは『現物』となるわけで、家や別荘に時間とお金をかけているのだと思います。
孫氏の豪邸への投資は、単なる贅沢ではなく、家族への愛情と将来への備えという側面が強いことがわかります。
シンプルなライフスタイル
興味深いことに、孫氏は豪華な食事や贅沢な娯楽にはあまり興味がないと言われています。豪邸への投資とは対照的に、日常生活は比較的シンプルに過ごしているようです。
ソフトバンク王国の今後の展望
AI時代を見据えた投資戦略
孫氏の資産増加は、彼のAI分野への先見の明を示しています。ソフトバンクビジョンファンドを通じた世界各国のAI企業への投資が、現在の資産拡大をもたらしています。
次世代への承継準備
311億円にも及ぶ不動産ポートフォリオは、次世代への資産承継を見据えた戦略的な投資と考えられます。現金や株式と異なり、不動産は相続時の評価額圧縮効果も期待できます。
まとめ
孫正義の人生は、佐賀県の小さな町で生まれた在日韓国人が、カリフォルニア大学時代の自動翻訳機の発明から始まり、23歳でのソフトバンク創業、インターネット時代の先駆的投資、携帯電話事業での成功、そして現在のAI投資まで、常に時代の最先端を走り続けて、5.7兆円という日本最高水準の資産、年収94億円という破格の収入、総額311億円の豪邸群を所有するまでになった「ジャパニーズドリーム」の体現と言えます。
AI革命の波を予見し、それに賭け続けてきた孫氏の投資眼は、2025年に入ってより一層の輝きを見せている。ソフトバンク王国の頂点に立つ孫正義の動向は、今後も日本経済界、そして世界のテクノロジー業界から注目され続けるでしょう。


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