私は月に1回牛丼を食べに行きます。
最近、行ったのはすき家。
すき家に行ったことがある方は知っていると思いますが、すき家の注文はタッチパネルで行い、会計はセルフレジになっています。
注文も会計もスムーズにできるし、店側も人件費が削減できるので、お互いにとってはwin-winなんだけど・・・・
デイサービスで働く人間として考えた時、「高齢者の方には不便なのではないか?」と、考えてしまう。
若者にとって便利、高齢者には複雑なシステム
ファミレスの場合、店員さんを呼ぶ為に各テーブルに呼び出しボタンが設置された。好きなドリンクを好きな時に自分で取りに行けるシステムとしてドリンクバーが導入された。
だけど、店員さんが「お飲み物はいかかですか?」などを聞いてくることはなくなった。
大正生まれの祖父母とファミレスに行った時、祖父母の分のドリンクを取りに行ったな・・・
AIやインターネットの発達により、人々の生活は便利になっていく反面、高齢者にとってはどんどん複雑なシステムになっている。
サービスの本質とは
京都に行った時に必ず寄る和菓子屋さん。
そこに和菓子屋さんは、いつ行っても大行列で店員さんが注文を受けて箱詰めをしてドアまで品物を持って、「ありがとうございました」とお辞儀して見送ってくれる。
ドアを自動ドアにした方がいいとか、あらかじめ箱詰めをして売ってたほうが待たなくていいので、客の回転率が速くなるとかと思っていた。
でも、お客様来た時に「いらっしゃいませ」とお迎えし、注文を受けてから目の前で箱詰めをしてドアまで品物を運ぶことがその店にとってのサービスなのかもしれない。
和菓子が美味しいのは当然だけど、きめ細かいサービスに人は購入する。
デイサービスもそうである。レッドコード、最新のトレーニングマシーンがあっても流行るとは限らない。
いくら能力の高い人を集めても流行るデイサービスは作れない。
サービスの本質は人。
誰かを思うことから始めよう
Facebookの創業者であるマーク・ザッカーバーグの資産は日本円にして5兆円以上ある。
経済誌のフォーブスの発表では世界第6位にランクインしたことがある マーク・ザッカーバーグ 。世界中で使われている Facebook を作ったのはお金の為だったのか?
私はそうは思わない。
大学内で Facebook の前身を作り処罰を受けた過去がある マーク・ザッカーバーグ。
単純に人と人を繋げたかったのではないのか?
2006年に米Yahooが1000億円での買収を提示したが拒否、2007年にMicrosoftの1.5兆円での買収を拒否。
お金だけ欲しければ、1000億円、1兆円以上の買収を受けていたはず。
マーク・ザッカーバーグ が起業した真意は分からないが、誰かを思うことから始めたのではないでしょうか。
まとめ
あなたにとって思う人はいますか?
家族、恋人、友達、同僚、お客様など。
誰でもいいです。
何かを始めるときは、誰かを思うことから始めてください。
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